ASIA Mod 攻略メモ

※Asia Mod 3.0.31

一般的には「敵が硬すぎる」「成長が遅い」「アイテム数が少ない」という負の評価も少なくないアジアMODですが、他の人気オーバーホールMODを差し置いて個人的にはかなり気に入ってしまったので、攻略におけるメモを書かせてもらいます。

 

【注意】若干スポイラー(楽しみを削ぐ)可能性があります。閲覧は自己責任でお願いします。

更新履歴

>23/11/12 糸車に関しての追記
>23/11/11 本ページ作成

アジアMODの方向性と、向き不向きについて
アジアMODは、見た目が大きく変わることだけが紹介記事でピックアップされる場合が多く、また「よくある雰囲気のみ変更した系のMODで難易度は普通くらいだろう」と判断される場合があり、結果、悪評が立つようになったと考えています。
実際にプレイしてみるとわかるのですが、かなり癖があるMODであり、万人向けではありません。
個人的には、半端にバニラ要素がそのまま残っているMODよりもバッサリ変更してしまうMODのほうが好みで、かつこのゲームの近接武器の挙動がわりと気に入っていること、またサバイバル要素強めのほうが好みなので、それらにうまくハマった形になります。
あと単純に外国人が構築するエセ日本の雰囲気がかなり好き。

  • 意外とサバイバル度高め
    • まずいきなり肉が焼いて食えない。序盤は生肉に全く価値がないと言い切ってよい。
    • 水も井戸からしか取れないため、探索をおろそかにしていると割りとすぐ乾く。
    • クラフト禁止やトレーダー・自販機禁止など、普段から縛りプレイをしているプレイヤーでないと、解決策が思いつきづらく頻繁に餓死するハメになるかも。
  • 敵が硬い
    • 敵が硬いとよく言われているが、別に武器の基本性能が低いわけではない。序盤はアロハでさえ倒すのがきついのはバニラと同じ。
    • ただ、「どこにでもアロハ級の敵が出る」ということと「とりあえず剣だろ」と考えたプレイヤーに対し「木剣がなんかクソみたいに弱い」という仕打ちが降り掛かってくる。
    • 敵を常時走らせたり、フェラルセンスをONにするのはやめたほうがいいし、難易度もあんまり上げないほうがいい。入手経験値も増やさないほうがいい。(武器レシピの解放がレベルアップによる敵強化速度に負けるため)
  • 敵が多い
    • 特別敵が多いわけではなく、敵がなかなか倒せない間に集まってくる感じ。
    • 見た目がバニラにおける田舎しかないように見えるため、敵が多く湧く場所も正直よくわからない。(体感だが、エリア差はないように感じる)
  • 成長が遅い、大豆ばかり育てさせられる
    • T1装備でさえ4つくらいはワークベンチ系を開放しないとレシピ習得できないので、かなり長い間T0武器を使うことになる。これについては正直なんとかならんかったんかと思う。(アイテムの破片の数のほうだけで作成タイミングは調整出来たと思う)
    • T1武器開放できたらT2開放もすぐ到達してしまうなど、オーバーホールMODあるあるの、ある程度の境目を越えた瞬間からの唐突な成長加速がアジアMODでも顕著にある。
  • マジでマルチ向けではない
    • マップが狭いことだけが理由として挙げられる事が多いが、実際は栽培できない花をレシピ開放のために大量に要求することや、実質的に木を植えることができないこと、草スープを作るために大量の草刈りを行うため、マルチをすると初老を超えた頭皮のようにあっという間に周囲が禿げ上がる。
    • 気心のしれたメンバー2~3人程度でやるなら、ワークベンチ系の取得をうまく分散させることで効率よくできるかもしれないが、それ以上はマジでダメ。
  • 乗り物がほとんどない
    • 一応あるが、帆車以外はどれもかなりくせが強く、徒歩のほうがマシかも。

アジアMODの攻略

  • 食料・水
    • バニラのクラフト禁止縛りプレイでも有用な、油食って体力減少分を他で補う行為が非常に有効。油+砂糖や、油+生卵など。特に生卵が主食になりがち。
    • お金が多少できてきたら、トレーダーで結構安くご飯を売っているので、これを囲炉裏でご飯+肉などにするとよい。コメはルートでもそこそこ拾える。
    • カイコ育成セットが揃ったら、大量にほぼタダ同然で作れるカイコをひたすら揚げて食うことで食料危機は完全に回避される。
    • 上位食料については、そこまでやっても手間のほうが勝つのでわざわざ作らなくていい。
    • 水については、1~2日めこそ厳しく感じるが、井戸を調べるとまとまって手に入るので案外すぐ解決する。
    • 特に汚水と新鮮な草で作れる草スープは結構な超性能であり、T1武器クラフト可能になるくらいまでずっと使える。
  • 農耕
    • 大豆と茶葉以外は育てる必要はない。後者はお茶として飲むつもりなら高麗人参とショウガがついでに必要。
    • 特に大豆は、農耕スキル30以上(収穫物+1)の状態で100面あってようやく一日に1つレシピが開放できるレベルなので、33面~50面は欲しいところ。
    • 崩れた城壁のあたりに大量に死体が落ちているのは、間違いなくこれで耕作区画を作れということだろう。こういうところもマルチには向いてない。(クエスト実行で復活しない必須素材が多い)
    • 救急キットがほしいなら各種素材を1~2面ずつ育ててもいい。どうせ大量に耕作区画は作るので最終的には余る。
  • 作業台の取得順
    • 作業台→囲炉裏→かまど→炉→薬研 を推奨
    • 序盤は食料関係が厳しいため囲炉裏を作りたくなるが、結局コメと水がないとろくな飯を作れないのであまり意味がない。草スープの要求素材減少もレベル5ぶんのSPを優先的に回すほどの差ではない。
    • 作業台を作ると小さな竹の鞄(バックパック)が作れるのでまっさきに作成したい。要求素材の革はわざわざなめし台を作ったりはせず、レザーアーマーの解体や太鼓を破壊することで入手する。
    • 名前のせいで勘違いしやすいが、実質的にバニラの炉の効果があるのはかまど。
    • たまたま錬鉄が2つ手に入ったら、かまどを飛ばして、炉→薬研を作って早めに耕作区画を増やし始めると効率がよい。
    • 仕立て代については、1段階目ではほぼ手押し車を作るくらいの用途しかなく、2段階目にするには糸車をクラフトする必要がある。(まれにPOIに生きている糸車があるが、これは拾えない)
      要求素材の絹糸20個が曲者で、poiの糸車や機織り機から入手するしかない。
      特定のPOIに行く必要があるため知らないとガチ詰まりすると思うので、ここに該当POIを記載する。
      過去の日本の発展に大規模製糸工場が寄与したことがあるため、なんとなく店や大規模工場を想像する人もいると思うが、実際は田舎に配置が多い。
      • 糸車
        • 農場(小)
        • 農場  4
        • 民家 4
        • 田んぼ
      • 機織り機
        • 農場 17
        • 漁村 2
        • 馬牧場
        • 民家 4
        • 田んぼ
  • トレーダー・クエス
    • エストをいくつかこなすとアイテム収集クエストが提案され、それを完了するとベルト数やバックパック数、地図の使用や時間機能などが開放されるため、通常はクエストをこなすのを最優先にする。
    • 殲滅クエストは時間がかかるため、回収or穴掘りを主体にする。穴掘りは追い詰められないよう注意。
    • トレーダーで売っているアイテムは数が少なくあまり頼りにならないが、染料は大豆油の節約、食べ物は単純に価格が安いためこれらは買って行ってもいい。
  • 戦闘
    • 基本的に必要のない戦闘は避ける。見えている敵を倒さないとストレスで死ぬ宗派の人は、すぐさま改宗してください。
    • クマやオオカミも野良で出てくるが、挙動はバニラと変わらないのでこれらにやられる場合、先にバニラに慣れておいたほうがいい。
    • お散歩の数自体はバニラと大きく変わらないが、敵の硬さから夜に発生した際の危険度がバニラの比ではない。そのため、はしごを使った半空中拠点の使用はためらうべきではないし、自宅にもループ拠点構造を組み込んでおいたほうがいい。
    • トラ=ピューマ
    • パンダはクソみたいに強いので絶対に喧嘩を売ってはいけない。こんなの倒せるわけないだろ!
      ただしブロック破壊力が低く、家を壊されることはまずないのでそこは安心。

  • ブラッドムーンホード
    • 基本的にループ系統の拠点以外は使うべきではない。敵が硬いうえに、木造以上はコストが重くなかなか作れないため、まずブロックの耐久がもたない。
    • 城壁が頑丈でPOIでもないため、以下のように、これを利用したループ拠点を作成することを強くおすすめする。

  • 推奨近接武器(序盤)
    • 序盤は性能的に木の棍棒一択。いざというときのために竹からスパイクを作っておくと対応しやすい。(竹のスパイクはアップグレードできることも覚えておくとよい)
    • 竹の槍はPA時の性能こそぼちぼちだが、修理不可が面倒なのでナシ。訓練用の剣は本当に訓練用であり超低性能。実戦では使えない。
  • 推奨近接武器(中盤以降)
    • 棍棒系T1がなぜかスレハン系だが、射程と威力のバランスから中盤以降も棍棒を推奨。棍棒系のみ転倒した相手にダメージボーナスがつくので、効果は微々たるものだが総合的なDPSは高い。
    • T1時点では全近接武器の性能はほぼ横並びだが、パンチはなぜかT3武器が非常に弱く、槍も後半に進むにつれ振り速度が尋常じゃないくらい遅くなるためおすすめできない。
    • 剣はまあまあの性能だが、短刀の射程の短さからカタログスペックのわりに扱いづらい。T2以降で射程は改善されるが、T0, T1の剣スキルの積立なしで使うことになれば、威力は額面ほどではないと感じるだろう。
      スニーク時威力アップもそうそう有効に使えるシチュエーションはない。
      訓練用の剣が本当に訓練用で非常に弱く、常用できないため、その分棍棒より総合スキルレベルが遅れるのもきつい。
      木人をひたすら殴って鍛えるのが嫌いじゃない人なら使えるかも。
      また、骨ナイフや短刀は出血効果があるかのように記載されているが実際は無い。
    • ツール類、斧などもそこそこ威力はあるが、近接スキルを伸ばしたほうがいいので戦闘は近接武器を使っていったほうがいい。
  • 推奨遠距離武器
    • 序盤は粗末な弓を持ち、遠距離スニーク効果に期待する。
      正直、序盤は他に選択肢はないが、唯一の遠距離武器というだけで役に立つ。
    • また、序盤はクエスト報酬に焙烙燃焼矢が出たら、他の報酬がどんなに魅力的でも絶対これを選ぶこと。
      性能的にはバニラのモロトフだが、一定範囲に250ものダメージを与えられるアイテムはアジアMODでは非常に貴重で、夜間に大量のゾンビに家を襲撃された場合など、ピンチを切り抜けるための切り札になる。
    • 中盤以降はスニーク用の弓系と、爆発クロスボウを装填するDPS用の連弩に分けて使う。
      連弩はリロードと連射が想像以上に遅く、通常の弓としての運用にはあまり向かない。
    • 銃は単発のうえ、威力が弓と大差ないので全然いいところがない。バニラのパイプライフル相当と言えばわかりやすいだろう。
      音で敵が集まるし。せめて奇襲ダメージ補正があればね。
  • 推奨防具
    • ほぼ徒歩で移動することになるし、戦闘はかなりの面を近接武器で行うため、パッド以外は価値がないと考えてもよい。レザーアーマーをつけるくらいなら無装備のほうがいい。
    • アーマーは説明と異なり修理できないことに注意。
      • 後に裁縫キットで修理できることがわかった。
    • 伝説防具は、「伝説防具の額面上の防御力に全体の防御力が固定される」「額面ほどの防御力にならない」などよくわからないバグがあるので基本的には使えない。
  • 乗り物
    • 帆車以外はかなり性能に癖がある。そのため中盤もかなりの頻度徒歩で移動することになる。
    • 手押し車は徒歩と速度は大差ないが、2列とさほど広くはないものの荷物を載せられる。
      しかし素材である「手押し車の枠」が相当なレア枠で、なかなか拾えない。一部poiにある手押し車が拾えるものになる可能性があるのみで、かつその確率は9%ほど。
      また作成に序盤はあまり重要度が高くない仕立て台が必要になるため、総合的には使い勝手はあまりよくない。
      近場で全POI探索したうえで全部持ち帰る、という運用向け。
    • 馬は餌やりにかなり時間がかかるが、序盤から入手することも可能かつ、移動速度がそれなりに早い。
      ただし馬は非常に紙装甲(バニラの自転車の1/2)であり、木などにぶつかると一瞬で馬肉になる。
      しかも治療には救急キットを要求するため、満足に治療できるのは中盤以降。(馬の治療のためだけに薬研のレベルを上げるのは、完全にSPの無駄なのでやってはいけない)
      使い捨てとして扱うにしても、餌やりの時間とコストが結構高いためそんなことはできない。
      バニラの車と同じ仕様なので、トレーダーにぶつかる際はノーダメージ。そのため家ではなくトレーダーに預けておくほうが安全。
      基本的にはトレーダー間など遠すぎる距離を移動するためのみに用い、また絶対に道路のみを走らせること。

以上